「プロテインって種類がたくさんあってどれを選べばいいか分からない」「品質がよくてコスパのいいプロテインの見極め方を知りたい」
本記事はこういった悩みを抱えるあなたに向けて書いています。プロテインは手軽にたんぱく質を摂取できるため、最近では男女関係なくプロテインを摂取する人が増えてきています。また、プロテインはコンビニやスーパーでも気軽に買うことができるようになっています。
そんなプロテインなのですが、実は品質の良いメーカーと悪いメーカーがあることをご存じでしょうか。
ここでの悪いという意味は、『必要な栄養成分が欠けてしまっているプロテイン』のことを言います。決して、品質が良いプロテインと比較して劣っているという意味ではありません。本当の意味で悪いです。
そこで本記事では高品質でコスパに優れたプロテインの見分け方の解説とコスパの良い厳選プロテインを紹介していきたいと思います。
本記事を読めば次のことが分かります。
本記事まとめ
- プロテイン・スパイキングって何?
- 品質のいいプロテインの見分け方3選
- コスパのいい厳選プロテイン
上記について深堀しながら解説していきたいと思います。
本記事ではプロテイン・スパイキングに該当するものについて主に解説していきます
プロテイン・スパイキングって何?
冒頭でも述べましたが、品質の悪いプロテインは存在します。本記事では、『プロテイン・スパイク』結論から申しますと、『プロテイン・スパイキング』(=品質の悪いプロテイン)は次のことを言います。
プロテイン・スパイクとは
コストの安いアミノ酸を多く配合させてたんぱく質量をかさ増しさせているもの
消費者はプロテインを購入する際、価格やブランドには非常に敏感ですが、栄養成分にはウトいものです。『プロテイン・スパイキング』とは、このスキを突いて消費者に分からないようにコストダウンさせることを言います。
そして厄介なのは、プロテイン・スパイクはその判断が難しいことです
そもそも、プロテインパウダーの成分検査は『ちっ素の量』を調べるように第三機関に依頼をします。これは、全てのアミノ酸にちっ素が含まれているので、ちっ素量を調べると、プロテインに含まれるたんぱく質量も分かるということです。
これは、たんぱく質量は明記することが義務づけられていますが、アミノ酸は種類ごとの量を明記する必要がないからです。
しかしながら、アミノ酸はその種類によって価格が違います。そのため、安価なアミノ酸を選んで多く入れるとコストを下げることができるのです。コストの安いアミノ酸を多く含まれていても、栄養成分表のたんぱく質量からはそれを見破ることができないのです。
品質の良いプロテインの見分け方3選
買う側としては安価なプロテインは魅力的にですが、品質が伴わないのであれば本末転倒です。ここでは品質の良いプロテインの見分け方を紹介していきたいと思います。
本記事で紹介する見分け方は次の通りです。
- 第三機関の認証マークがついている
- 1 kgあたりの価格が他社と比べて極端に安くはないか
- ホエイプロテインだとBCAAは25%、ロイシンが11%含まれていることが目安
それでは、上記について詳しく解説していきたいと思います。
第三機関の認証マークがついている
プロテインの認証マークはいくつかありますが、その中でも最も広く知れ渡っているのが、『インフォームドチョイス』と『インフォームドスポーツ』の2種類だと思います。日本製や海外製のプロテインの多くはこちらの認証を取得しているものが多い印象です。
『インフォームドチョイス』と『インフォームドスポーツ』は、どちらもLGC社(Laboratory of Government Chemist)のアンチ・ドーピング認証プログラムに指定されています。
この2種類は検査頻度によって次のように分けられています。
認証マークの使い分けについて
インフォームドチョイス
月に1回、市場から商品を無作為に抜き取って分析を行う。
インフォームドスポーツ
全製造ロットを分析し、分析結果を確認するまで販売してはいけない。
この認証を受けた製品も市場からの無作為分析が4ロット毎に実施される
これらのマークがついているプロテインは定期的な検査をクリアしているので安全性は高いと言えます。
1 kgあたりの価格が他社と比べて極端に安くないか
プロテインの中でもホエイの価格はどのようにして決まるかご存じでしょうか。プロテインメーカーが原材料のホエイを仕入れる際の取引価格は、市場の需要と供給のバランスに強く影響されて決定されます。
つまりメーカーによらず、ホエイプロテインの価格は下限というものが存在します。
このことから、各企業の営業努力があるにしても、競合他社と比較して圧倒的に安いホエイプロテインが販売されていれば、赤字にならないようにコストが削減されている可能性があります。
安いに越したことはないですが、必要な栄養成分が足りていないと本末転倒ですよね。
ホエイプロテインだとBCAAは25%、ロイシンが11%含まれていることが目安
先程、プロテインに含まれるアミノ酸の種類や割合がとても重要であることをお伝えしました。では一体どのくらいを目安にすればよいでしょうか。
個別のアミノ酸がパッケージに表示されている場合には次の割合を目安に確認することをお勧めします。
ホエイのアミノ酸の目安
- BCAAが25%、ロイシンが11%含まれている
→ホエイプロテイン25 gあたりロイシンが2.7 g含まれる計算
ロイシンはそれ単体でも筋合成に役立つという報告もありますので、筋トレにはとても重要なアミノ酸と言えます。
詳しくはこちらに書いていますので、是非読んでみてみてください。
コスパのいい厳選プロテインを紹介
本記事では次の基準のもと、お勧めのプロテインを紹介していきたいと思います。
本記事は完璧ではありません。僕も全てのプロテインを把握しているわけではないので、ご了承下さい。
紹介基準
- ネットや実店舗で購入することができる
- 『インフォームドチョイス』もしくは、『インフォームドスポーツ』の認証を受けている
- プロテイン1 kgあたり5000 円くらいで購入することができる
マイプロテイン
まず最初に紹介したいのがイギリスに本社を置くマイプロテインです。僕はマイプロテインを使っていますが、圧倒的にコスパが良いと感じています。
マイプロテインは2004年にイギリスのマンチェスターで創設されて以来、ヨーロッパNo.1ブランドとして現在110か国以上で展開しています。
販売する商品の種類は幅広く、プロテインパウダーやビタミン・ミネラル製品などのサプリメントをはじめ、高タンパク食品やスナック類、スポーツウェアなど多種多様。日々、商品開発が行われ、取り扱う商品の数は今も増え続けています。
月2回くらいのペースで行われるセール時には、低下の半額以下で買えることもお勧めです。
be LEGEND
『beLEGEND』は日本に本社を置くリアルスタイル株式会社が生産するプロテインです。
beLEGENDはマイプロテイン同様に味の種類が豊富なのですが、珍しいフレーバーが多いことでも有名です。『かめはめ波風味』や、『波動拳風味』はドラゴンボールやストリートファイターを知っている人からすると、一度は試したくなりますよね。
値段もお手頃ですし、原産国が日本なので品質的なところでも安心しやすいかと思います。
OPTIMUM NUTRITION
次に紹介するのが世界シェア1位のアメリカ大手スポーツサプリメント会社である『Optimum Nutrition』社が販売しているプロテインです。プロテインについて調べると、たいていどのサイトにもお進めとして出てくるほどプロテインの中では有名です。
ここの会社が展開するプロテインの中でも有名なのが『ゴールドスタンダート』と言われる大きな黒い容器に入ったプロテインです。
こちらのプロテイン1回あたりのBCAAなどを記載してくれている点でも品質的に高評価です。ホエイプロテイン24 gあたり、BCAAは5.5 g入っているそうなので、先程の指標からしても十分です。
『ゴールドスタンダート』の中でもダブルリッチチョコレート味はプロテインを美味しくて飲み続けやすいのが特徴です。
DNS
『DNS』はスポーツウェアのアンダーアーマーなどを手掛ける会社のサプリメントブランドです。スポーツビジネスを幅広く行っており、現役メジャーリーガーのダルビッシュ選手も愛飲しているそうです。
また、『DNS』は薬局やスーパーでもよく商品棚に並べられているので、実店舗で商品を手に取って見ることもできます。
『DNS』のプロテインはダマになりにくく、トレーニング後でも飲みやすいようなサッパリとした味わいのものが多いです。
SAVAS
最後に紹介するのが国内で圧倒的な知名度を誇る『SAVAS』です。コンビニやスーパーでも商品を見ることが珍しくないため、筋トレを行っていない人でもプロテインと言えば、SAVASと思う人も多いのではないでしょうか。
『SAVAS』は複数のトップアスリートが愛飲していることも特徴です。SAVASを使用しているアスリートはこちらで紹介しています。
身体を第一に考えるトップアスリートを栄養からサポートしているところからも、『SAVAS』の品質はとても高いと言えそうです。
『SAVAS』のプロテインは水に溶かしたときにプロテインの粉がダマになりにくく、口当たりが良いのが特徴です。
まとめ
本記事では高品質でコスパに優れたプロテインの見分け方の解説とコスパの良い厳選プロテインを紹介しました。
プロテインも品質の良いものとそうでないものがありることをお伝えしました。初めて知ったという人にとっては衝撃だったかもしれません。その見分け方は次の通りです。
- 第三機関の認証マークがついている
- 1 kgあたりの価格が他社と比べて極端に安くはないか
- ホエイプロテインだとBCAAは25%、ロイシンが11%含まれていることが目安
当ブログではフィットネスやダイエットに関する記事を書いています。こちらの記事はプロテインと合わせてダイエットに役立つ記事を載せていますので、是非見てみてください。